日中の暑さが和らいできた夕暮れ時に、窓を開けて自然の風で涼をとる。そんなときにぴったりなウェルチをつかったデザートをご紹介します。
次のページでは、ゆかたや夕涼みの雰囲気アップに役立つグッズをご紹介します。
きものやゆかたが「決まりごとがあって難しい」と敬遠される要因のひとつに、正礼装、略礼装、盛着、訪問服、外出着、家庭着……などの格付けがあります。でもこれは、昔からあったものではなく、明治以降に西洋のドレスコードを参考にしてつくられたものなのです。
それまできものは、大きく分けて「働く人のきもの」「働かない人のきもの」の2種類しかなかったそうです。働かない上流階級が着るのは絹でつくった豪奢なきもの、働く庶民が着るのは仕事に差し支えない木綿のきものです。
時代の変化ともに身分社会が崩れる、用途によって絹と木綿のきものを着分ける習慣がでてきたそうです。その中でゆかたは日常の家庭着として親しまれてきました。
今でこそ「イベント着」として人気のゆかたですが、和のしきたりが強い場所では、ごくカジュアルと見られることもあります。お祭りや花火、夕涼みのときに着るものとしては正解ですが、ホテルでのパーティやホールでのコンサートなど、格が高いとされる場所では注意が必要です。
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