商品開発

開発会議でリスク評価

マーケティング部門、研究開発部門、生産部門、原料調達部門、品質保証部門が一堂に会する開発会議では、原料の安全性はもちろん、安定した品質で製造できるのか、賞味期限まで品質を保証できるのか、容器の安全性に問題はないかなどさまざまなリスク分析を行い、その解消を目指します。

開発会議

開発会議

開発から品質保証まで~研究開発本部~

茨城県守谷市にある最新の設備を整えた研究開発本部。商品の企画開発から品質保証テストまで、幅広く活躍しています。商品を実際の工場に近い条件で作るテストプラントや商品の味を確かめる官能検査室なども備えています。
安全・安心への取り組みとして、高度な分析機器を用いて、微量な飲料中の成分や有害物質などを分析する技術を開発しています。また、保存中に飲料の品質を損なう可能性のある微生物に関する研究なども行っています。

研究開発本部施設

研究開発本部施設

テストプラント

テストプラント

LC/MS/MS

LC/MS/MS

GC/MS

GC/MS

開発段階で表示も厳しくチェック

お客様に商品の中味を理解していただき、安心してお飲みいただくためにも重要なのがパッケージへの表示です。アサヒ飲料では商品・表示部会を設け、各商品ジャンルごとに必要とされる表示の内容を規定しています。さらに開発会議では個別商品ごとに表示内容を検討し、必要と判断された場合には表示を追加します。

栄養成分表示

栄養成分表示

一括表示

商品パッケージの見かた

商品のプロファイル『栄養成分 試験成績証明書』

お客様の健康的な食生活のサポートのためには商品利用の際にその目安となる栄養成分の提示が欠かせないと考えます。アサヒ飲料では全製品について栄養成分【エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量】を測定し、商品に表示しています。

栄養成分試験成績証明書

栄養成分試験成績証明書

容器の開発

容器の評価試験

アサヒ飲料では、飲料を入れるPETボトルの開発も行っています。 お客様に安心して容器を使っていただけるよう、開発の段階で、PETボトルのリスクを評価しています。寸法、強度、中味保存性、衛生の4つの目的からさまざまな試験を行い、法令および自社基準をクリアした品質のものを製品化しています。

寸法確認

  • 外観、口部寸法、重量、肉厚などが設計基準の範囲内であることを確認します。

強度確認

  • 輸送時の振動や、落下の衝撃、加圧などでPETボトルの破損、中味液の漏れが無いことを確認します。
  • PETボトルは外気温の変化により伸び縮みするため、強制的に温度差をつけた状態で保管をしても、問題ないかを確認します。
  • 炭酸飲料用のPETボトルは炭酸ガスの圧力に耐えられるか、容器に中味を充填して確認をします。
  • お茶飲料用の常温充填用PETボトルは、薄くて軽く、内圧も無いので、自動販売機に投入した時に詰まらないように横方向の圧縮強度を測定します。
炭酸飲料PETボトルの耐圧試験

炭酸飲料PETボトルの耐圧試験

中味保存性確認

  • PETボトルの中味への影響に対する分析・評価を行います。
  • PETボトルは炭酸ガスが微量ずつ透過するため、炭酸飲料用のボトルについては、一定期間美味しく飲める量の炭酸ガスが保持できるかどうかも測定します。

衛生確認

  • 外部の機関に委託して、衛生が確保されていることを確認します。
安全・安心の取り組み