研究成果 2006年 レポート

「べにふうき」に含まれるメチル化カテキンは、抗アレルギー作用を有する

2006年 日本清涼飲料研究会第16回研究発表会奨励賞受賞(日本清涼飲料研究会研究発表会要旨集.2007;78-85)

 アサヒ飲料では、新しい茶品種である「べにふうき」の契約栽培を行っています。この「べにふうき」には、カテキンの一部がメチル化されたメチル化カテキン(エピガロカテキン−3−−(3−−メチル)ガレート:EGCG”3Me)が他の品種に比べ非常に多く含まれ(図1)、これがアレルギー発症のもとであるヒスタミンの遊離を抑制することがわかりました(図2)。アサヒ飲料ではメチル化カテキンの作用機作や「べにふうき」の機能研究を進めています。
 この「べにふうき」を使用した緑茶飲料と一般的に飲まれている「やぶきた」品種の緑茶飲料を、通年性アレルギーの方に飲用していただいたところ、「べにふうき」を使用した緑茶飲料飲用群では有意に「くしゃみ発作」「鼻汁」「目のかゆみ」などの症状スコアが改善し、アレルギー症状改善効果があることがわかりました(図3)。

図1・種々の茶品種における茶葉中のメチル化カテキン含有量

図1・種々の茶品種における茶葉中のメチル化カテキン含有量

図2・各種カテキン類及びカフェインのヒスタミン遊離抑制効果

図2・各種カテキン類及びカフェインのヒスタミン遊離抑制効果

図3・メチル化カテキンが1本あたり17mg含有するべにふうき使用緑茶を通年性アレルギー患者に1日2本飲用させたところ、摂取2週目から「やぶきた」飲用群より有意にアレルギーの自覚症状が改善された。

図3・メチル化カテキンが1本あたり17mg含有するべにふうき使用緑茶を通年性アレルギー患者に1日2本飲用させたところ、摂取2週目から「やぶきた」飲用群より有意にアレルギーの自覚症状が改善された。

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