アメリカの独立は紅茶から

アメリカの人は、コ-ヒ-好きが多いというイメ-ジが強いのですが、紅茶を愛飲あいいんしている人もたくさんいます。それでは、どうしてこのようなイメ-ジが付いてしまっているのでしょうか?これは、かの有名なアメリカ独立戦争に関係があるといわれています。
ヨ-ロッパに紅茶を伝えたオランダ人は、アメリカにも紅茶を持ち込み、現地で紅茶の喫茶習慣きっさしゅうかんを広めていきました。18世紀後半になると、イギリスでの紅茶流行の影響もあり、アメリカでも紅茶がブ-ムとなりました。そこで、イギリスが考えたのが、アメリカへの「紅茶税金」でした。アメリカへの紅茶輸出分に税金をかけ、イギリスの財政をうるおそうというたくらみです。この方法に反発したアメリカの人は、イギリス商品の不買運動ふばいうんどうを行い始めました。それはやがて、東インド会社の船に積まれた342個の茶箱を海に投げ出してしまう、「ボストン・ティ-・パ-ティ事件」へと激化していったのです。この「茶税反対運動」がアメリカ独立運動に発展していき、アメリカを独立へと導いていったのです。
これに懲りてアメリカでは「紅茶」ではなく、「コ-ヒ-」を飲むようになったとまことしやかに言われるようになったのですが、実際は、独立後、紅茶を再び楽しみ始めたということです。
紅茶の魅力が世界の歴史を動かしたことが、背景にあったとは…、紅茶パワ-恐るべしです。