茶友

日本にも、「お茶」にまつわる様々なことわざや言い伝えがありますが、中国にもそういった言葉が存在します。その1つを紹介しましょう。
茶友さゆう」と聞いて何を想像しますか?日本でいえば、「茶飲み友達」即ち、「軽い付き合いの友達」ということですね。中国では違います。それは、「尊敬して一生付き合う」という友達のことを指すのです。
中国には、昔からお茶が「貴重なもの」として扱われてきた背景があり、「茶」にこめられた意味が重いものなのです。日本でも、「お茶」は貴重なものでしたが、「お茶」をリラックスしてもらうためにもてなしたり、「お茶」で相手を懐柔かいじゅうしたり…という意味が強く、「貴重」という意味で使われることはあまり多くありません。これは、国土の成り立ちと歴史的背景が違うことがよく現れています。日本ではお茶を「たてまえ」として利用し、中国では、お茶を「本音を聞くための道具」として利用してきた、ということでしょうか。
何かひとつでも歴史が逆転していれば、お茶に関する言葉の意味も変わっていたかもしれません。お茶は、歴史と共に人々の生活を支えている、息の長いロングセラ-商品なのです。