中国茶とワインは似ている?

日本では、「お茶は新しいものが価値がある」と考えられていますが、中国茶はそういうものだけではありません。もちろん、緑茶などは、フレッシュさが勝負のため新しいものの価値が高いのですが、他の種類にはビンテ-ジものの方が高い価値を持つものもあるのです。どういうことかというと、種類によっては年月を経るにしたがって、キツかった香りが柔らかく芳醇ほうじゅんになり、上品な味覚になるものがあるということです。特に、空気に触れさせて香りを楽しむことが出来る種類に関しては、とりわけ人気が高いようです。
その香りを楽しむため、「聞香杯もんこうはい」という特有の器を使うこともあります。これは、お茶を飲んだ後でも香りを楽しめるよう、背丈せたけが高く、先が細い筒型をしている器なのです。

こんな風に、年代と香りを非常に重要視じゅうようしするのは、ワインととても似ていると思いませんか?事実、中国茶は、香りや味の形容を花や木の香りなどで表現したりもします。また、産地での茶葉の評価基準もあり、銘柄(めいがら)に山地の名前がついたものもあるそうです。
お茶は中国が発祥はっしょうの地と言われている通り、確かに歴史も、様々な種類も存在しています。この点では、ワインと同様、知識が求められるものでもあるということですね。