茶柱が立つ

茶柱ちゃばしらが立ったから縁起えんぎがいいよ」とホクホク顔で喜んでいるお父さんやお母さんをみたことありませんか?
「茶柱」というのは、お茶のくきや葉のじくのことで、一般的に「葉をらして」飲む日本茶では使われない部分のことです。従って、「お茶の茎や葉の軸」が「茶葉」に混入こんにゅうすることもめずらしければ、さらにそれが急須きゅうすの口から出てきて、縦に浮かんでしまうことも珍しいことなのです。

そういった理由から「確率が低く、とても珍しい」現象としてとらえられ、縁起かつぎにつながっていったと考えられています。

現在では、「自動茶摘機」が導入されたことや番茶の普及ふきゅうもあり、「茶柱が立つ」現象は、昔よりも多くなったと思われますが、それでも、「茶柱が立つ」という考え方は失われていません。それだけ、日本人の生活の中には歴史的に「お茶」が溶け込んでいるといえるのではないでしょうか。