闘う中国茶

日本にも、江戸時代に「年貢ねんぐ」という制度がありましたが、中国にはお米を納める代わりに「お茶」を納める慣習かんしゅうがあったそうです。特に、宋の時代には、地方の小国が中央の権力者に対し、その地方で採れた一番良いお茶を貢物みつぎものとして納めることが当たり前となっていたのだそうです。
これが、「たたかうお茶」の始まりです。各国から集まった「一番よいお茶」を飲み比べ、その中で最も優れたお茶の地位を競うゲ-ム「闘茶とうちゃ」が流行するようになったのです。郷里きょうりを愛する人々にとっての「お国自慢くにじまん」ではありますが、かなり盛り上がったようで、「闘茶歌とうちゃうた」という詩まで残っており、当時の様子をうかがうことができます。これが発端ほったんとなり、現在でも、自分が一番よいと思うお茶を持ち寄って味を競う遊びが残っているようです。
闘犬とうけん闘鶏とうけいといった遊びは、日本でも存在しましたが、お茶で戦うとは….、正にお茶発祥地はっしょうちならではの遊びですね。