カンフーとお茶

映画でも人気のある「カンフ-」。巨漢きょかんに向かい、繊細せんさいな技で次々と悪をなぎ倒していく姿にあこがれた人も多いでしょう。そんなカンフ-の語源は、広東語かんとんごの「工夫クンフ-」からやってきています。読んで字のごとしで、“修行で切磋琢磨せっさたくまし、道をきわめること”というのがその意味だそうです。
中国にも「工夫クンフ-」と呼ばれるお茶の飲み方があります。烏龍茶ウ-ロンちゃ鉄観音茶てっかんのんちゃをより美味しく頂くために「茶壷チャイフ-」や「茶杯チャイペ-」といった専用の茶器を使って楽しむものです。その歴史は古く、みんの時代より始まり、しんの時代に発展したと言われています。元々、福建省ふっけんしょうの文人達が美味しいお茶を楽しむ為に工夫していたことが広まり、現在に至るという説が強力なのですが、真相は「お茶のみぞ知る」の様ではっきりとはしていません。現在では、「青茶(烏龍茶、鉄観音茶etc.)」を楽しむものとして、中国以外でも行われるようになってきたようです。
「工夫」という接点でつながった「お茶」と「格闘技かくとうぎ」。みがいた技で人を魅了みりょうするのはどちらも同じようです。