お茶は権力についてくる

昔から、お茶は身体に良いこともあり、貴重で重要なものだとされてきました。今でこそ手に入り易くなりましたが、命がけで航海を行い輸入する時代はなおさら大切なものでした。その様な理由もあるのでしょうか、権力のあるところにお茶が集まるようになっていったのです。
まず、お茶をヨ-ロッパに最初に輸入したのは、オランダ東インド会社でした。世界史のお好きな方はご存知でしょう、「オランダ東インド会社」は世界を股にかけた大活躍をし、オランダの経済を牽引けんいんした存在です。しばらくして、「オランダ東インド会社」のお茶は高値だったこともあり、「お茶好きの国」イギリスは、中国と直接お茶の取引きを始めることになります。しかし、幾分安くなったとはいえ、高価なものの輸入には変わりなく、お金の支払いにきゅうした為、アヘンで代用してしまったのです。これがいわゆる「アヘン戦争」の火種ひだねですね。「アヘン戦争」の結果、香港(ほんこん)を手に入れたイギリスは、そこを中継地点として貿易をはじめます。もちろん、中国のお茶もたくさん取引きされたということです。
現在は、香港も中国に返還されたこともあり、香港のみが中国茶の取引きのメッカというわけではなくなってきました。商業地帯として成功を納めている上海しゃんはいも中国茶の取引高は大きいそうです。お茶は、いわば経済のバロメ-タ-といったところでしょうか。