TOP MESSAGE

ブランド価値をさらに強化し、
お客様や社会から
いちばん信頼される企業へ

代表取締役社長米女 太一

アサヒ飲料ビジョン
社会の新たな価値を創造し、
我々の「つなげる力」で発展させ、
いちばん信頼される企業となる
お客様との約束
100年のワクワクと笑顔を。

人生100年時代を共に。
あなたのココロとカラダに
驚きや感動、そして、健康をお届けしたい。
いつも、そばに。
これからも、ずっと笑顔を。

安全・安心な商品をお届けするために

 2020年初頭より世界中で新型コロナウイルス(COVID-19)が猛威を振るい、人類は世界的な危機に直面しました。罹患された方とそのご家族に対して心よりお見舞い申し上げるとともに、昼夜を問わず最前線で対応されている医療従事者や感染予防に力を注がれている方など、関係者の皆様に深く敬意を表し感謝申し上げます。
 アサヒ飲料は、生きていくうえで欠くことのできない飲料水を扱っている企業として、お客様に対して供給責任を果たすべく、事業活動を継続し安全・安心な商品の供給に全力で取り組んできました。そして、お客様やお取引先に寄り添い、地域社会への支援に取り組んでいます。今後も安定供給と支援を継続するほか、家庭内での需要増など環境変化に対応した提案や商品展開など、状況に応じた適切な対応を強化していきます。

社会でひときわ存在価値が高く、いちばん信頼される企業を目指して

 アサヒ飲料は、アサヒグループ理念『Asahi Group Philosophy(AGP)』で掲げている『期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造』を受け、『社会の新たな価値を創造し、我々の「つなげる力」で発展させ、いちばん信頼される企業となる』というビジョンの実現を目指しています。また、その実現に向け推進している第7次中期経営計画では、業界のリーディングカンパニーを目指すという目標を達成すべく、収益性という財務的価値だけでなく、CSV経営基盤の確立による社会的価値の創出にも重点を置いています。私たちが考えるリーディングカンパニーとは、社会でひときわ存在価値が高く、社会からいちばん信頼される企業であることです。ここ数年、企業を取り巻く環境は大きく変化し、社会の変化や要請、お客様の課題感に合わせ、さまざまなニーズに応えていくことが企業に求められています。また、世界に目を向けてみると、地球規模の気候変動や自然災害、新興国における貧困・衛生問題、そして先進国における少子高齢化など、17のゴール・169のターゲットから構成される持続可能な開発目標(SDGs)に提示されているように社会課題は多岐にわたっています。
 このような背景を踏まえ、アサヒ飲料では2019年にマテリアリティを再構築しました。マテリアリティの設定にあたっては、社外有識者の方々のご意見も参考に社会にとっての重要性、そしてビジョン実現につながるアサヒ飲料にとっての重要性といった2つの観点を考慮し、より明確な針路として優先的に取り組むべき課題を重点領域としました。それが『健康』『環境』『地域共創』という3つのマテリアリティです。

財務的価値と社会的価値を一体化させ新しい価値を生み続ける

 私たちの事業は、お客様の日常に身近なものであり、だからこそ提供できる健康への気づきや環境への貢献があると考えています。人生100年時代と言われる今、心身ともに健やかな生活をおくり続けるため、未病・予防など健康寿命の延伸が課題となり、お客様にとって健康の重要性が増すとともにニーズは多様化しています。そのニーズに私たちの商品やサービスでお応えしていくことは、アサヒ飲料にとって重要な命題です。これまでも乳酸菌や発酵技術を活用した商品を中心に、健康的でオリジナリティにあふれる商品をお届けしてきましたが、2020年からは新規領域としてカラダにやさしい植物ミルクを使った商品や、豆乳を発酵させてつくった植物生まれの「カルピス」として「GREEN CALPIS」を発売するなど新しい健康価値を提案しています。これまで培ってきた技術と新しい発想を商品にのせて、われわれにしかできないイノベーションを起こし、お客様の期待に応えていきたいと考えています。私たちは『健康チャレンジ!』というプロジェクトをたちあげ『健康』への取り組みを推進していますが、このプロジェクトは、“からだの健康”だけでなく、おいしさによってもたらされる笑顔が象徴するような“心の健康”も含め、私たちの飲料を通じて、お客様を日常から健康にしたいという思いのもと全社一丸となって取り組んでいます。

 また、昨今、国際的な社会課題となっている海洋プラスチック問題には、PETボトルを主な容器に使用している飲料メーカーとして、正しい課題認識のもと、積極的に取り組みを進めていきたいと考え、2019年に『容器包装2030』を制定しました。持続可能な容器包装の実現に向けて2030年までに『リサイクルPET、環境配慮素材』『リデュース』『環境に配慮した新容器開発』という3つの目標を定め、プラスチック製容器包装については、全重量の60%にリサイクルPET、植物由来の環境配慮素材などを使用することを目指しています。
 「『アサヒ おいしい水』天然水ラベルレスボトル」など、業界に先がけて発売したラベルレスボトルは、海洋プラスチック問題に対する取り組みのひとつとして、G20大阪サミットでもご紹介いただくなど、各所から高いご評価をいただくとともに実際に使ったお客様からも、環境負荷低減とラベルをはがす手間が省け使いやすいということで、大変ご支持をいただいています。
 2020年はさらに当社主力商品である「三ツ矢サイダー」500mlPETボトルのラベルの軽量化に取り組み、年間で約60トンのプラスチック樹脂の削減を見込んでいます。また、リサイクルの取り組みとしては、2019年に「カルピスウォーター」の一部で採用を開始したリサイクルPET含有ボトルを「三ツ矢」、「カルピスソーダ」、「ウィルキンソン」ブランドの一部などにも拡大していく予定です。
 一方で、日本のPETボトルリサイクル率は約85%、熱による再利用まで含めた有効利用率は98%となっています。米国のリサイクル率は約2割、欧州が約4割ということをみても、日本のリサイクル率は世界最高水準だということが知られています。また、利便性、安全性などからみても優れた飲料容器でもあり、環境負荷の低減を実現するとともに、政府・自治体・業界と連携し、PETボトルをサステナブルな容器にすべく取り組んでいきたいと考えています。

※ 出典:PETボトルリサイクル推進協議会

容器 包装2030

 『地域共創』の取り組みでは、支社や工場などそれぞれの事業場が主体となり、アサヒ飲料らしいCSV活動を深化させていくことを目指しています。各事業場が地域の社会課題解決につながる独自の施策を検討し、実践していくというものです。例えば、「ウィルキンソン」ブランド発祥の地である兵庫県宝塚市では、地域の認知向上と観光客誘致に貢献するため、当社の自動販売機を活用したPRや「ウィルキンソン」を使った飲食店でのメニュー開発などを宝塚市と行い、財務的価値を生みだすとともに地域の歴史の深みを伝える機会を創出しています。また、静岡県富士宮市との取り組みでは、自治体が推進する子育てサポート事業の啓発・推進を目的に、カフェインゼロで赤ちゃんや妊婦さんにも安心な「十六茶」という商品の特性を活かし、商品や店頭を通じてこの事業の啓発に貢献しています。
 このような取り組みは社内ポータルサイトで優秀事例として共有され、社員同士が称賛し合う文化の醸成にも役立っています。これらの活動を進めるうえで大切にしているのが、財務的価値と社会的価値を一体化させ、新しい活動を生み続けていくという考え方です。また、『健康』×『地域共創』、『環境』×『地域共創』などそれぞれのマテリアリティを掛け合わせ、社会に新しい価値を生みだすことがアサヒ飲料らしさであり、強みとなっています。

ブランド価値をさらに強化

2019年1月、私たちはお客様との約束として『100年のワクワクと笑顔を。』というスローガンを制定しました。100年というフレーズには、「人生100年時代にお客様に寄り添って」という意味に加え、「三ツ矢サイダー」、「カルピス」、「ウィルキンソン」といった日本生まれ・日本育ちの一世紀ブランドをつないできたという自負と、次の100年に向け私たちの商品やサービスを通じてお客様にワクワク感や、おいしく飲んでいただける飲料をお届けし続けたい、そんな思いが込められています。
 2019年は日本初の乳酸菌飲料「カルピス」が誕生して100周年にあたる節目の年でもありました。イベントや営業活動、そしてCSV活動を融合させ、「大切な人を思う気持ち」や「おいしさと健康」という独自価値の浸透を目指し、全社をあげてさまざまな活動を展開しました。「カルピス」の誕生日である7月7日前後には、社員による店頭サンプリングイベントを実施していますが、2019年は約1,400名の社員が参加し、「カルピス」ブランドの魅力を伝えました。その売上の一部は全国47都道府県の「こども食堂」へ寄付し、「こども食堂」の連携強化や運営基盤の支援などにお役立ていただいています。
 また、「カルピス」と日本各地の発酵食品がコラボレーションする「『カルピス』発酵BLEND PROJECT」では、「発酵」の魅力を伝えるとともに、古くから日本に根付く発酵文化を伝えてきた地域社会の活性化への貢献も視野に活動を広げました。
 2019年10月には群馬工場に「カルピス」みらいのミュージアムがオープンしました。「おいしくてからだによい飲みものをつくって人々の役に立ちたい」という「カルピス」の生みの親の想いとその原体験、そして「カルピス」ができるまでの工程、「カルピス」のおいしさを体感できる工場見学になっています。これら100周年のさまざまな取り組みにより、ブランドの歴史や商品に対するお客様の理解が深まり、ブランド価値の骨太化を確実に進めることができました。
 アサヒ飲料とお客様をつなぐのがブランドであり、ブランド力を高めることがお客様や社会との結びつきを高めていきます。ブランドにはプロダクトブランドとコーポレートブランドがありますが、私たちが保有するプロダクトブランドの価値をさらに高めていくこと、そしてAGPやビジョンに掲げているように社会から期待されるアサヒ飲料でありつづけることが重要だと考えています。
 また、これまで海外事業はアサヒグループホールディングスが戦略を主導してきましたが、海外事業を担う部門をアサヒ飲料に新設しました。これまで培ってきた健康価値の訴求やブランドを大切に育て上げてきたノウハウを活かし、今後は海外市場の開拓にも取り組んでいきます。

社員一人ひとりが将来志向をもって

 これまでブランドを磨きつづけてきたアサヒ飲料は、さらにブランドを未来へつなげて発展しつづけなければなりません。そのためには、社員一人ひとりが現状に満足せず、チャレンジャーとして何事にも果敢に挑戦し、将来志向で発想すること、そして全体志向で何かと何かをつなげて新しい価値を生みだしていくことが大切です。人は成長するものであり、その成長が会社の成長にもつながっていきます。新しい価値は、主として商品で代表されますが、ビジネスモデルやビジネスプロセス、あるいはアサヒ飲料らしさでも具現化が可能であり、社員一人ひとりが仕事の中で生みだしていけるものだと考えています。アサヒ飲料の社員は、非常に前向きで明るい社員が多く、そういった人材が、ビジョンを共有し合い、個人個人でどう実現していくかという、それぞれの目標達成へのストーリーを描きながら前向きに仕事ができる会社にしていきたいと考えています。

しなやかで強い経営基盤を構築

 私たち企業は社会的存在であり、さまざまなステークホルダーとの信頼関係で成り立っています。いちばん信頼される企業とはどのような環境でも柔軟にしなやかに対応ができ、お客様や社会との約束を果たすことができる会社だと考えています。
 今、社会・お客様・市場のニーズやウォンツはこれまでにない早さで変化しています。そして、この変化は必ず新たなビジネスを創造すると確信しています。私たち一人ひとりが変化の体験者であり、この瞬間に感じているニーズやウォンツが新たな事業、商品、サービスのヒントとなります。時代とともに変遷していくこと、本質で変わらないこと、グローバルも含めたお客様や社会が必要としている価値を発想し、自社あるいは連携をもって得る技術でその価値をモノやコト、ブランドに転換していくことが私たちの使命です。この環境変化に強靭かつ柔軟な適応力をもってのぞみ、アサヒ飲料ならではの新しい価値を生みだすことで、楽しい生活文化の創造につなげていく。そして、強いブランドにさらに磨きをかけ、お客様や社会からいちばん信頼される企業となるために、さらなる挑戦をつづけてまいります。

お客様にワクワクと笑顔をお届けした
マテリアリティの
掛け合わせ事例については
コチラをご覧ください。

3つのマテリアリティの事例については
コチラをご覧ください。

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