「十六茶」粕を牛の飼料、「六条麦茶」粕汁を豚の飼料に。
廃棄物再資源化100%のさらなる追求を目指して、
さまざまな取り組みを行っています

  • 環境

2017年1月

当社では、原材料から出荷までの全工程において、廃棄物の発生抑制および再資源化に努めています。富士山工場では、「十六茶」の原料の茶粕を、同じ富士宮市内にある飼料会社の雪印種苗株式会社へ乳牛用の混合飼料として提供しています。乳牛用の混合飼料は、牧草やトウモロコシ、ビール粕などを配合してつくられますが、これらに「十六茶」粕も原料の一部として使用しています。
多数あるお茶ブランドの中から「十六茶」の茶粕を選んだのは、穀物系の原料を使っているため牛の嗜好性が高いという理由から。実際に14頭の牛に茶粕を与えて口をつけるかどうかを試す調査では、採食率約70%という高い結果が出ており、最大25%まで飼料に配合できることが明らかになりました。また、季節を問わず製造する「十六茶」は茶粕の発生量も大きく、安定的に提供できる利点もあります。

2016年には毎月33トンの「十六茶」粕の飼料化を進めており、これは全「十六茶」粕のうち約13%に相当します。今後はこの比率を高めるために、「十六茶」粕保管場所の拡張も視野に入れて、関係各部に提案をしていく予定です。

さらに、「まだ動物に食べてもらえるものがある」という事実に着目し、飼料化の実現を検討。リキッド飼料と呼ばれる半液状の養豚飼料に、栄養価の高い麦茶の「ろ液」が有用であることが判明しました。そこで、千葉県匝瑳市にある飼料製造会社の株式会社エコ・フードに飼料化および飼料の活用を依頼し、2014年からは「六条麦茶」の茶粕から発生する「ろ液」と呼ばれる抽出後の廃液を豚の飼料に活用しています。