環境

CO2削減、資源循環、自然の恵みを守る、自然の恵みの啓発

2019年7月31日更新

私たちの思い

私たちは自然の恵みを享受して事業活動を行っています。地球環境を健全な状態で保ち続けるために、商品やサービスの研究開発の段階から地球環境に配慮し、事業活動で生じる環境負荷の極小化に取り組んでいます。
また、「自然の恵み」を育む地球環境を次世代に引き継ぐために、環境負荷を低減させるだけでなく、革新的な取り組みによって、環境へプラスとなるような循環を生みだすことを目指し、持続可能な社会の実現に挑戦し続けます。

『容器包装2030』を制定しプラスチック問題に取り組んでいます。

  • 張 義宏
  • 『容器包装2030』は、『リサイクルPET、環境配慮素材の採用拡大』、『プラスチック容器の重量削減』、『環境に配慮した新容器開発』を目的に、2019年1月に制定されました。中でもリサイクルPET、環境配慮素材の採用拡大は2030年までの明確な数値目標を定めており、早速2019年から採用拡大に向けて取り組みを強化しています。
    技術研究所では、リサイクルPET採用に向けた各種評価、新規リサイクル技術調査のほか、植物由来素材などを用いた容器包装の使用率向上や、新たな包装材料への展開に向けた開発を行なっています。また、当社はこれまでPETボトルをはじめとするプラスチック包装の大幅な軽量化を実現してきました。引き続き、飲料包装として求められる性能を担保しつつ、環境負荷低減につながる軽量化を行ないます。
    プラスチックはその機能特性から人々の生活に広く浸透しています。代替容器の提案に加え、現在、普及している容器がいかに持続可能な容器包装として使い続けられるかを考えてゆくことも私たちの課題だと考えています。

    『容器包装2030』の詳細はこちら
3つの目標
リサイクルPET、
環境配慮素材
2030年までに、プラスチック製容器包装(PETボトル、ラベル、キャップ、プラスチックボトル)の全重量の60%にリサイクルPET、植物由来の環境配慮素材などを使用することを目指します。
リデュース ラベルレスボトルを拡大するなどプラスチック製容器包装の重量削減を目指します。
環境に配慮した
新容器開発
プラスチック以外の容器や、新しい環境配慮素材の研究開発を目指します。

容器包装の工夫

省資源で分別もしやすい
ラベルレス商品のラインナップを拡大

商品にラベルを貼付しない「人にやさしく、地球にやさしい」ラベルレス商品のラインナップ・販路拡大に取り組んでいます。2019年は、「アサヒ『十六茶』ラベルレスボトル」PET630ml、「アサヒ『六条麦茶』ラベルレスボトル」PET660ml、「『守る働く乳酸菌』 ラベルレスボトル」PET100mlについて、通販・宅配を中心に販売を開始するほか、テスト販売していた「『アサヒ おいしい水』天然水 ラベルレスボトル」についても販路を拡大します。ラベルレス商品の展開により、お客様の利便性と廃棄物量削減による環境負荷低減につなげていきます。

  • アサヒ
    「十六茶」

  • アサヒ「十六茶」ラベルレスボトル

「カルピス」のプラスチックボトルが
地球に優しくリニューアル

アサヒ飲料では、容器包装について、軽量化や環境に配慮した技術の開発を進めています。「カルピス」では、2019年3月下旬より軽量化したプラスチックボトルを採用しています。従来のプラスチックボトルが1本あたり34グラムであるところ、2グラムの軽量化を実現。プラスチックの使用量は年間で130トン削減されることが見込まれています。
また、ボトル素材に植物由来のバイオポリエチレンを10%配合しています。

業界初!「ライスインキ」でさらに環境に優しく
容器資材すべてに植物由来原料を使用

アサヒ飲料では、2015年より容器資材に植物由来原料を使用した「三ツ矢サイダー」PET1.5Lを数量限定で発売しています。2016年より容器資材すべて(キャップ、PETボトル、ラベル)に植物由来原料を一部採択し、2018年はラベルで使用する植物由来原料の割合をさらに高め、PETボトルとキャップは30%、ラベルは80%の割合で使用。さらに、ラベルの印刷には清涼飲料業界で初めて「ライスインキ」を使用しました。「ライスインキ」は、国産の米ぬかから搾油する際に生じる搾りかすを原料に合成された樹脂を使用しており、従来の石油由来のインキに比べ、環境負荷の低減が期待できます。
この取り組みにより、CO2排出量を約10トン削減することが可能です。

国内最軽量の炭酸飲料キャップをすべての自社工場で展開

アサヒ飲料では、2018年より、炭酸飲料のPETボトルに国内最軽量(当社調べ)となるPETボトルキャップを採用しています。これにより、PETボトルキャップの重量は3.25~3.35gから3.03gへと約7~10%軽量化しました。使用商品の拡大に取り組んでおり、現在、自社工場すべてで国内最軽量キャップを展開しています。

  • 従来品のキャップ形状

  • 開発品のキャップ形状

地域環境美化

「海ごみゼロウィーク」に
地域美化を図りながら、環境問題への意識も向上

アサヒ飲料では、地域の環境美化活動への貢献を目的に事業所近隣でクリーンアップ活動を実施しています。2019年は、海洋ごみ削減のために一斉に清掃活動を行う「海ごみゼロウィーク」の趣旨に賛同し、5月下旬〜6月上旬にかけ、本社、支社、工場などの事業所近隣で「海ごみゼロウィーククリーンアップ活動」を実施しました。期間中には多くの社員が参加し、地域の環境美化に貢献するとともに、地球規模の視点で環境問題について考え行動する機会にもつなげました。

海ごみゼロウィーククリーンアップ活動

廃棄物の再資源化の取り組み

製造時に発生するコーヒー粕と茶粕の有効利用を推進

アサヒ飲料では、製造時に発生する廃棄物の100%の再資源化と、さらなる有効利用に向けた用途開発を推進しています。
北陸工場では、2013年より「ワンダ」製造時に発生するコーヒー粕をバイオマスエネルギーの原料として活用する取り組みを行ってきました。また、2019年よりアサヒグループホールディングス株式会社が資本参加し、コーヒー粕由来のエキスを用いた農作物の凍霜害防止材の開発を共同で推進している株式会社KUREi社へ、試験用資材の提供を行なっています。
富士山工場では、「十六茶」の生産で発生した茶粕を乳牛用の混合飼料にしてリサイクルを行なっています。それにより、廃棄物の有効利用だけでなく、混合肥料の原料となる、輸入穀物の使用削減につながり、飼料コスト削減にも寄与しています。

コーヒー粕をバイオマス発電燃料として活用

「十六茶」粕を混合肥料にリサイクル

販売方法・物流方法の取り組み

環境に優しい省エネ自動販売機への切り替えを推進

アサヒ飲料では、清涼飲料自販機協議会が掲げる清涼飲料自動販売機の総消費電力を、2050年までに2005年比で60%削減することに賛同し、ヒートポンプ式自動販売機(超省エネ機)の導入を推進しています。ヒートポンプ式自動販売機は、商品の冷却時に生じる熱を利用して商品を温めるなど冷温同時運転が可能で、通常の自動販売機と比較して年間消費電力を約40%削減できます。2018年までに、導入した自動販売機の約87%をヒートポンプ式自動販売機に切り替えました。

配送方法やルートの工夫で物流におけるCO2排出量を削減

アサヒ飲料では、CO2排出量を削減するため、商品配送時の大型車両比率の向上や500キロメートルを越える長距離輸送比率の削減、輸送回数の削減などに取り組んでいます。またやむを得ず商品を長距離輸送する場合は、輸送手段をトラックからよりCO2排出量の少ない船舶や鉄道貨物コンテナに切り替える「モーダルシフト」を推進しています。2018年は、夏の西日本豪雨の影響により、一部の鉄道が不通になり鉄道輸送が利用できなかったことや、猛暑の影響により鉄道輸送の需要が高まり、輸送枠の確保ができなかったことにより、51%の計画に対して45%となりました。

モーダルシフトの効果

「三ツ矢サイダー」「アサヒ『十六茶』」「ワンダ」などの10ブランドが、環境に優しい鉄道貨物輸送を利用している商品につけられる「エコレールマーク」商品として認定されています。

事業所の取り組み

北陸工場の水源地保全活動「森づくり活動」

アサヒ飲料は、製品を生産するうえで水は最も重要な資源のひとつであると考え、地域の水源を守る活動を行なっています。北陸工場では2017年より「森づくり活動」をスタートさせました。
日頃お世話になっている協力会社の方と社員が一体となり、工場で使用する水の源泉となる黒部川扇状地近隣で、広葉樹の苗木を植樹し森の保全活動に取り組んでいます。2018年には第2回が開催され、57名の方と一緒に160本の広葉樹苗木を植樹しました。

六甲山の自然をみんなで守る
「こうべの森の小学校・森のようちえん」

アサヒ飲料は、六甲工場がある兵庫県神戸市が推進する、神戸市北区再度公園を中心に市内の森や山で行なう事業に賛同し、六甲山の保全活動の一環として「こうべ森の小学校・森のようちえん」に継続的な支援を行なっています。

全国各地の事業所でさまざまな環境保全活動を展開

アサヒ飲料では、全国の事業所において地域の環境保全活動に参加しています。

  • 入善町 沢スギ清掃活動(北陸工場)

  • 第25回富士山麓ブナ林創造事業(富士山工場)

  • 茂林寺沼湿原環境保全活動(群馬工場)

身近な飲みものから世界の課題を考える
「三ツ矢サイダー」水の未来と環境教室 ~こどもSDGsスクール~

未来を担う子どもたちに「水の大切さ」、「地球環境保全に取り組むことの大切さ」を伝えることを目的に、社員による出前授業を2018 年より全国の小学校(約30 校)で実施しています。「三ツ矢サイダー」を題材に軟水・硬水の違いやろ過のしくみについて、実験を通して学習。授業後半では、国連が定めた「SDGs(持続可能な開発目標)」について身近な事例をもとに学び、水や地球環境に関連する項目について「自分たちができること」を考え、環境問題解決への意欲を育みます。

また、日本各地の特産果実を使用した「特産三ツ矢」シリーズの展開と伴せ、2018年より果実原料の産地にある小学校で、この出前授業を開催する取り組みを始めました。授業では、通常の授業内容に加え、地元で採れた果実が「特産三ツ矢」に使われていることを子どもたちに伝え、地域の産業への興味や、特産品に対する誇りも醸成していきたいと考えています。

次世代育成活動:「ワクワクと笑顔を未来へ」
2019年に発売した「特産三ツ矢」シリーズ

写真左から:愛媛県産せとか/青森県産王林/静岡県産マスクメロン

これまでの活動アーカイブ