ニュースリリース

未来を担う研究者の卵たちをサポート
研究助成プログラム第3回“サイエンスキャッスル研究費”
「アサヒ飲料賞」採択チーム決定

 アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 米女 太一)は、社会との共有価値(Creating Shared Value)を生み出す取り組みとして、2019年より株式会社リバネス※1(本社 東京、代表取締役 グループCEO 丸 幸弘)が運営する中高生を対象とした研究助成プログラム“サイエンスキャッスル研究費”に参加しており、本年も継続します。プログラム内で設定した「アサヒ飲料賞」では、採択した5チームの中高生を助成します。

※1 教育現場での科学技術に関する教育開発事業を展開する企業。他に人材、研究、創業分野も広く手掛ける。

 本助成プログラムは、研究を通して社会で活躍する、未来のリーダーへの一歩を踏み出すきっかけを提供することを目的としており、費用やノウハウがなく、研究するためのサポートが必要な研究者の卵である中高生たちが、本賞をきっかけに研究をスタートさせ、科学技術の発展を牽引してくれることを願って実施するものです。

 「アサヒ飲料賞」は、当社の募集要項に沿った研究テーマに対し応援する助成プログラムです。今回、「『健康』『環境』『地域共創』などの社会課題の解決に役立ち、未来のワクワクや笑顔を生み出す研究や開発」をテーマに全国の中高生から募った結果、22件の応募をいただき、その中から審査を経て5件を採択しました。
 採択した5チームには、研究費用として資金を助成するだけでなく、アサヒ飲料社の研究員が主催者のリバネス社スタッフと一緒にアドバイザーとして各チームに1名ずつ付くことで、研究を約半年間サポートしていきます。また、12月12日に各チームによる研究成果発表会を実施することで研究者たちへ発表の機会も提供します。※2

※2 茨木県守谷市にあるアサヒグループ研究開発センターでの実施、もしくはオンライン形式を予定。

 当社では、「健康」「環境」「地域共創」などを重点課題領域と定め事業活動を行っています。

 その一環として、小学生を中心とした次世代を担う子どもたちに「発酵」をテーマとした遠隔授業「アサヒ飲料 発酵文化教室~『カルピス』と発酵食品から学ぶ、私たちの生活や文化~」や「三ツ矢サイダー」を題材に「持続可能な環境と水資源」をテーマとした副教材を小学校へ配布するなど、様々な活動を行っています。

 このたびの研究助成プログラム“サイエンスキャッスル研究費”「アサヒ飲料賞」でも、小学生の上の世代となる中高生がこれを機に研究や社会課題などに興味を持ち、将来、果敢に課題に挑戦する研究者になることを応援しています。

■研究に取り組む様子

※ 研究活動実施時は、各校先生方の管理のもと感染症対策を徹底頂いております。

■採択テーマ一覧

学校名 研究テーマ
秋田県立秋田南高校 万能調味料の塩味・うま味増強香気成分による減塩効果の研究
群馬県立太田女子高校 紅茶の静菌作用は酵母にも有効であるのか
学習院女子高等科 栄養食用プラスチックの開発
中央大学附属高校 バナナの実と皮で作る非常食の成分は震災のストレスを緩和させる事が可能か
和歌山工業高等専門学校 木桶仕込み醤油発酵に関わる乳酸菌フローラの推移と必要性

 今後もアサヒ飲料株式会社は、社会との共有価値(Creating Shared Value)を生み出すため、「健康」「環境」「地域共創」への取組みを進め、ビジョンの実現を目指しています。

「カルピス」はアサヒ飲料株式会社の登録商標です。