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学術情報

難消化性デキストリン含有茶飲料の
デンプン質食品摂取後の血糖値に及ぼす影響

竹内 治男※1、佐野 淳※2、仲村 太志※2、逸見 将※2、羽鳥 通生※2、大木 浩治※2、弓場 勝友※3、坪井 實※4

健康・栄養食品研究 Vol.4 No.4 別冊 2001

要約

難消化性デキストリンを6.9g(水溶性食物繊維として5.9g)含む茶飲料の食後血糖値に及ぼす影響を評価するため、対象者、負荷食の異なる2つのデンプン質食品負荷試験を実施した。試験1では、健常成人34例(男性:29例、女性:5例)を対象に、難消化性デキストリン含有茶飲料(試験飲料)、あるいは、これを含有しない茶飲料(プラセボ飲料)とともに、デンプン質食品(米飯300g:453kcal)を、また、試験2では、健常成人35例(男性:18例、女性17例)を対象に、試験飲料、あるいは、プラセボ飲料とともに、デンプン質食品(米飯200g、うどん200g:634kcal)をクロスオーバーして摂取させて、摂取前、30分、60分、120分後の血糖値を測定し、それぞれの血糖値の上昇を比較した。その結果、試験1では、食後30分の血糖値は、試験飲料を摂取することにより、プラセボ飲料と比較して有意に低値となることが示された。(P<0.05)。また、プラセボ飲料摂取群の食後血糖値の平均値(試験1:163.6mg/dl、試験2:152.1mg/dl、それぞれ30分後)を境に、血糖値の上がりやすい群(試験1:17例、試験2:21例)、血糖値の上がりにくい群(試験1:17例、試験2:14例)とに分け、それぞれについて解析を行った結果、食後30分の血糖値は試験1、試験2ともに、血糖値の上がりやすい群において試験飲料の摂取により有意に低値となった(それぞれ、P<0.001、P<0.05)が血糖値の上がりにくい群では、有意な差は認められなかった。以上の結果から、難消化性デキストリン含有茶飲料を食事とともに摂取することは、食後の血糖値の上がりやすい群に対して、血糖値の上昇を緩やかにする効果があり、糖尿病の一次予防や食事療法の補助手段として有用である可能性が示された。

キーワード:難消化性デキストリン、水溶性食物繊維、血糖値、糖尿病、茶飲料
※1:相模野病院 ※2:カルピス株式会社 ※3:弓場病院 ※4:エヌ・エスクリニック

「健康・栄養食品研究」 VOL.4 別冊2001
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9ページ(PDF:7.6MB)

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