【参考資料】

オールバイオ素材の「三ツ矢サイダー」PET1.5L
美粧性を追求した「カルピスウォーター」PET500ml
「グッドデザイン賞」W受賞!
~環境負荷・美粧性・持ちやすさを考慮した形状の容器成形技術を評価~

研究・技術

2017.10.04

 アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 岸上克彦)は、すべてのPET容器素材の一部にバイオ素材を使用した「三ツ矢サイダー」PET1.5Lと美粧性・持ちやすさ考慮した「カルピスウォーター」PET500mlの2アイテムで、「2017年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)をW受賞しました。

<2017年グッドデザイン賞>

 公益財団法人 日本デザイン振興会 主催の「グッドデザイン賞」は、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動であり、これまで55 年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。

~環境負荷低減の取り組み。すべてのPET容器素材にバイオ素材を使用した“オールバイオPET”「三ツ矢サイダー」~

 今回受賞した高バイオマスラベルの「三ツ矢サイダー」は、自社の明石工場において、数量限定生産(4万箱)した、全資材に植物由来原料(ボトル・キャップ:サトウキビ由来、ラベル:トウモロコシの芯由来)を一部使用している「三ツ矢サイダー」です。
 各資材で使用する原料のうち、PETボトルとキャップは30%、ラベルは業界最高水準となる75%に植物由来原料を使用しています。今回の取り組みにより、約10t(トン)のCO2削減が可能となります。
  本取り組みは、日本パッケージングコンテストの「飲料包装部門賞」も受賞しています。
   アサヒ飲料ではお客様の環境問題への意識が高まる中、2014年から環境負荷低減への取り組みとして植物由来の原料を使用した商品の導入を検討してきました。2015年には、豊田通商㈱と連携して、石油由来原料よりCO2排出量を約25%削減できる植物由来原料を使用した「バイオPET」を「三ツ矢サイダーPET1.5L」に数量限定で採用し、年間で約100tのCO2削減を実現しました。

業界初!ボトル・キャップ・ラベルの全包装資材に植物由来原料を使用
   
再生可能な動植物から生まれた持続可能な資源
業界最高水準のバイオマス度を達成!!

審査員コメント

 伝統的で親しみを持たれているパッケージほどリニューアルが難しい。見た目のリニューアルではなく、ボトル、ラベルの原材料、製法などを徹底的に見直すことで環境に優しい商品へ、という取り組みの部分が審査対象になっている。130年続いている商品をこの先も長く愛される商品として作り続けるんだという気概を感じました。

~美粧性と持ちやすさをかねそなえた「カルピスウォーター」の新容器“ホワイトボトル”~

 “ホワイトボトル”は、これまでお客様に親しまれてきた透明角型PETボトルを「カルピスウォーター」ならではの“おいしさ”と“品質の良さ”を感じさせる白い液色がより映える新しい形状に進化させた当社オリジナルのボトルです。
 パネル部分の凹凸を極力除いて白い液色が見える面積を増やし、曲面をつないだ独自の形状によって強度の確保と美粧性を両立させました。角型でありながら、柔らかな印象を与えるフォルムは、「カルピスウォーター」らしい“やさしさ”を表現しています。
 また、ボトルを高くし、中央部を絞ることによって、店頭での存在感があがり、子供から大人まで、誰にでも持ちやすいボトルとしました。

美粧性と持ちやすさをかねそなえた「カルピスウォーター」の新容器“ホワイトボトル”

“限りなく凹凸を無くしたなめらかな曲面の連続”を可能にするアサヒの最先端技術

 従来、四角いボトルの平面部分には局所的な負荷がかかりやすく、いたる所に力を分散させるための凹凸を作る必要がありました。
 そこで「ホワイトボトル」では
① 細かな曲面を連続してつなげる
②重心をボトルの中心に設定する
ことで、今まで局所的にかかっていた負荷を、ボトル中央のくびれ部分(重心)へ逃がせるようバランスをとって設計し、外見的には長年蓄積してきたなじみ深い平面に見える美粧性を維持しながらも、ボトル中央部を除き全面の凹凸を無くすことに成功しました(特許出願中)。

 
最適な曲面バランスにより、応力を中央部に集中

ホワイトボトルの設計方法におけるこだわり

 「ホワイトボトル」のポイントは中央部に位置したくびれのバランスにあります。最新の3Dプリンターを用いて試作を50回以上繰り返し、1mm単位での修正を行ってこの絶妙なバランスを生み出しました。

中央部が重心となるように設計

持ちやすさの追求

 従来の角型PETボトルでは、手の小さい女性や子供は角に指がかからず、持ちにくい持ち方になっていることを確認。そこで、角に指がかかりやすい「最適な周長(ボトル周囲の長さ)」を追及し、子供や手の小さい女性でも角に指がかかりやすく、持ちやすさを実感いただける形に仕上げました。

角に指がかかりやすい「最適な周長(ボトル周囲の長さ)」を追及

生産体制も見直すことで実現

 「ホワイトボトル」製造にあたり、ボトル金型だけでなく、工場での生産体制自体も全面的に見直すことで製造を実現しています。具体的には、例えばボトル搬送の際にできるだけ余計な負荷がかからないよう、製造効率は維持しつつも製造ラインの至る所でベルトコンベアの速度を微調整するなど、細やかな対応を積み重ねて製造が実現されています。

製造ラインの至る所でベルトコンベアの速度を微調整

ホワイトボトルの形状を活かしたパッケージデザイン

 パッケージデザインは、「カルピスウォーター」の爽やかなイメージを表現するブルーのグラデーションはそのままに、ボトルの曲線を活かして大胆にパネルをあしらい、印象度を高めました。

審査員コメント

伝統があり広く知られている商品ほど、パッケージを変更するのは難しい。しかしこのカルピスウォーターはこれまでのイメージを保ちながらも、新しい洗練された印象を作り出すことに成功している。特にボトルの形状に関しては「持ちやすさ」だけでなく、メッセージの「書きやすさ」。も重視されている点が特徴的である。17年ぶりのリニューアルの重責を、造形の変化だけに留めず「コミュニケーションツールとしての提案」という現代的なアプローチで突破している。

アサヒ飲料は、今後も伝統的なブランドにおいても絶えず新しい技術を取り入れ、常に新たな価値をお客様にご提案できるような商品開発に挑戦してまいります。

「カルピス」「カルピスウォーター」は、アサヒ飲料株式会社の登録商標です。

ニュースリリースの配信サービスお申込み